●PMP資格について
PMP(プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル)とは、PMI本部が認定しているプロジェクトマネジメントに関する国際資格です。PMPには資格保持期限があり、定期的な更新が必要となります。
一方、国家資格としてIPAからプロジェクトマネージャ試験があります。こちらは更新不要で、一度取得すれば資格保持者として認定され続けます。
PMP資格は、プロジェクトマネジメントに関する資格のデファクト・スタンダードとして広く認知されており、IT・建設など多くの業界でプロジェクトマネジメント・スキルの評価基準として注目されています。
私自身、PMPはプロジェクトに関わる上でPMでない方にも知っておいて損はない資格だと考えています。これまで所属してきた組織でも、PM以外のメンバーがPMPの考え方をもとに行動している場面が多く見られました。そのため、PMPの考え方を理解していると、リーダーからの指示が理解しやすくなったり、チーム全体での気配りがしやすくなり、結果的にプロジェクトが円滑に進みやすくなります。
受験資格が整っていなくても、早めに学習を始めることをおすすめします。私も社会人2年目の時点で受験資格はありませんでしたが、先輩のアドバイスで勉強を始めたことで、日常業務での理解や評価につながりました。
PMP受験の詳細については、以下のリンクを参照してください。また、他の方の勉強法や意見も参考にしながら、自分に合った学習方法を探してみてください。私はひたすら本を読み、その内容をノートにまとめて整理することで記憶を定着させました。私が利用した書籍や動画を以下に共有します。
- プロジェクトに関する知識を身につけるために読んだ本
- PMP35時間公式研修
- PMP理解用書籍
- PMI関連の書籍
●PMP資格取得に向けてのプロジェクト経験
PMP資格は、受験要件として一定期間のプロジェクトマネジメント経験が求められます。 4年生大学卒業であれば36ヶ月以上にわたる、一意かつ重複しないプロジェクトマネジメントの実務経験が必要になります。 そのため、1年目から社内改善プロジェクトを任せてもらい、プロジェクトリーダーとして活動をしていました。その後PMPの存在を聞いて勉強しながら他部署を含めた社内改善のプロジェクトを取り組み、小さいプロジェクトから大きなプロジェクトを任せてもらえるようになりました。 新卒で入った会社の規模が大きく、社内研修が整っているため、Sierに就職してよかったと思っています。Sierではプロジェクトの数が多く、対顧客の案件も大小様々なプロジェクトが動いているため実務経験がしやすいと思います。
●資格試験について
PMP試験は、受験前に35時間以上の公式研修受講が必須です。 私はオンラインの公式研修を受講し、まずはPMPの理解用書籍で全体像をつかんだ後、PMI関連の公式書籍を読みつつ、過去問や模擬試験を繰り返して知識を定着させました。理解用書籍は概要を把握するのに役立ちましたが、公式書籍の方が実際の試験問題に近い印象があり、より実践的に感じました。
試験は1度目(2024年2月6日)に受験し、不合格でした。結果は『Business Environment』と『Process』が[Needs Improvement]、『People』だけが[Target]という内容でした。もっとも、もともと「1回目は雰囲気をつかむつもり」で臨んでいたため、あまり悔しさや落胆はなく、むしろ試験の感覚を得られたことを前向きに捉えました。その後、問題を振り返りながら過去問や模擬試験を強化し、PMI関連書籍を再読した結果、2回目(2024年3月11日)の試験で全分野[Target]で合格することができました。
●取得してから現在まで
資格取得後は、学習で身につけた知識をもとに、これまで通り会社のプロジェクトに適用してきましたので、手法そのものが大きく変わることはありませんでした。ただし、PMPを保有しているという自信や、社内外へのアピールができる点は大きなメリットでした。資格を持つことで、より認められている感覚があり、それが日々の業務にも良い影響を与えていると感じています。
●今後は資格保持をどうするか
PMP資格は3年ごとの更新(継続認定:CCR)が必要であり、更新にはPDU(Professional Development Unit)の取得が求められます。今後も書籍や研修を活用しながら計画的にPDUを取得し、資格を更新していく予定です。
一方で、管理職など現場から離れる立場になれば更新をやめることも選択肢として考えています。現場に携わっている間は、引き続きPMPを活用しながらスキルアップを図り、資格も継続していきたいと思います。
●最後に
これまでAWSやGoogle Cloud、ITIL、IPAなどさまざまな資格を取得してきましたが、個人的に最もおすすめできるのはPMPです。資格のためだけの勉強というよりも、実務に直結する知識・考え方を身につけられた実感が強くありました。
もし少しでも興味を持たれた場合は、まずは試験要綱だけでもご覧いただけると幸いです。
以下のURLからPMP保持者を検索することができます。日本では2025年10月6日時点で51,755名が登録されており、想像以上に多くの方が取得していることがわかります。
https://www.pmi.org/certifications/certification-resources/registry
また、PMP資格受験者であればご存じの方も多いと思いますが、「イトーダさん」のYouTubeチャンネルも合格者インタビューや試験対策など参考になるコンテンツが豊富です。私自身も受験時に視聴し、モチベーション維持や試験対策に非常に役立ちました。疲れたときに見るのにもおすすめです。